CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」 レポート Session3
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- 講演タイトル
- IAの欠点 〜IAの本来の目的と役目
- スピーカー
- 佐藤 伸哉 さん (ソニー株式会社)
佐藤さんのセッション。IAの欠点を指摘し、その本来の役割と目的を考えましょう、というお話でした。
まず、IAの欠点として、
- 時間がかかる
- 費用がない
- ワイヤーフレームは見た目がよくないので変えましょう
- で、デザインは?(見た目重視)
を挙げられ、IAとは「全体プロセスの1ステップ」にすぎず、前後の工程が存在し、IAだけでは完成/完結しない(あくまで「情報の構築」という前工程)点が欠点であるとおっしゃいました。
これも、制作側・クライアント側の全員がIAの目的を理解していないことが原因であるとし、IAの作業の目的を考えることが重要だと説明されました。
IAの作業の目的と理由
例えば、IAの作業には以下のような項目がありますが、佐藤さんは、「全体をきちんと把握してる人がいれば、これらの作業はいらない」「分からない人やみんなが把握するための作業」とばっさり。
- ユーザ調査、ペルソナの制作
- 本当のユーザを知るため
- クリアにするため
- 勝手に決めないため
- 既存サイトのサイトマップの制作
- 現状を頭で整理/把握する
- コンテンツを説明できるようにする
- 問題になりそうな部分を理解する
- ボリューム/ページ数を把握する
- ハイレベルサイトマップ、全体構造の設計
- 全体を把握/俯瞰して物事を判断
- 将来的な拡張を検討できるように
- 全体方針や戦略立案へ
- 現実がみえるように
- サイトマップの制作
- コンテンツ整理
- ページ制作管理
- サイト構造を確認
- ワイヤーフレーム制作
- 要素とその役割を整理
- リンク構成・ナビゲーションの整理
- 破綻や矛盾がないか
- クライアントとのコミュニケーションツール
しかし、上の項目にもあるように、各作業には、目的と理由があることがわかります。その作業がなぜ必要かを制作側・クライアント側で共有することが重要であると強く述べられました。
やらなくていい、とは荒っぽい言い方だと感じるかもしれませんが、すべては目的と理由を理解してこそ意味がある、ということを主張されていました。背反的なタイトルと問題提起でしたが、だからこそなるほどな、と思えたプレゼンでした。